ミニコンサートを終えて
尾崎公民館まつりの演奏会が昨日3月9日(日)に開かれました。
公民館の講堂で行われるミニコンサートで、観客は講堂をいっぱいにしてもせいぜい70-80人といったところ。もちろん会場は満席でした。
演奏会は、私たち男声合唱団阪南メンネルコールと女声コーラスのピッツィカートと貝掛混声合唱団の3つの合唱団がそれぞれ15分から30分ほど演奏しました。
阪南メンネルコールは、指揮宮本佳代子先生、ピアノ桑本志穂先生のもと①源田俊一郎編曲による「男声合唱のための唱歌メドレー『ふるさとの四季』」から「故郷」「冬景色」「雪」「春の小川」「朧月夜」のメドレー と②山本瓔子作詞、八木澤教司作曲の「あすという日」を歌いました。
ピッツィカートは、指揮宮本佳代子先生、ピアノ松平幹先生のもと①野口雨情/岩河智子作詞、 岩河智子作曲による「童謡メドレー」を演奏しました。
そして両団は、指揮宮本佳代子先生、ピアノ桑本志穂先生のもと①岩井俊二作詞、 菅野よう子作曲、辻井伸行/山下庸介編曲による「花は咲く」 を混声合唱で演奏しました。
両団は宮本佳代子先生が指導される合唱団です。男声、女声の違いはあるものの兄妹合唱団といってもいいと思います。
今回も混声合唱の「花は咲く」を一緒に練習し、仕上げてきました。
尾崎公民館での演奏は小さなコンサートですが、その分演奏曲や演奏時間に制約が少なく、思いっきり練習の成果を出せる特徴があります。観客の方の息遣いや表情をうかがいながら演奏する緊張感も又楽しいものです。
しかし演奏会の出来栄えを自分たちで評価できないのも合唱団の宿命かもしれません。なぜなら合唱の一番の特徴である響きを自らが聞けないからです。上達すると感じることは出来るようですが、私はまだできていません。
観客が受けた感動を聞いて感動を知ることはできます。後で録音を聞いて感動を知ることができますが、観客の一人になって貝掛混声合唱団の演奏を聞いたときの感動を自分たちの演奏中に味わうことができたらいいなと思っています。
合唱を練習しながら上達していく過程はとても楽しいものです。一人で歌うことでは味わえない合唱の魅力であり醍醐味でもあります。
特に宮本佳代子先生の指導でどんどんうまくなっていく過程は出色であると思っています。
宮本佳代子先生が練習時に指導される内容を指導語録にまとめて、団員で共有しています。今回演奏した「ふるさとの四季」の指導語録には、51項目の指導記録が残っています。これでもまだ完成ではないらしい。合唱の奥深さを知ると同時に、もっともっととチャレンジしたいと続けられる環境がとても楽しいものになっています。
19歳から80半ばの団員が一緒になって楽しく歌っていける環境は宮本佳代子先生のご指導の賜物です。